誰にでも辛い過去はあります。 忘れてしまいたい過去、誰にも言えない秘密。
辛さは人と比較できません。「辛い」という感情は個人に由来しますので、誰かの不幸話を聞いて「大したことない」「大変だ!」と思う事にさほど意味はありません。
あなたが注目すべきはあなたが抱えている「あなたの不幸な過去」です。
過去って過ぎてしまったのに変えられるんだね。
現実のしくみにヒミツがあります。
過去を変えるポイントもあります。
過去は変えられない?
厳密に言えば過去そのものも変えられます。ですが、多くの場合起こってしまった過去を変えるのは難しいかも知れません。その理由は思考が固定されているからです。
思考が固定されているとは、ある事象において疑いようもない事実だと認識している状態です。
あなたもきっと「過去は変えられない」と思っていますよね?
過去は変えられないと思ったまま過去を変えるのは不可能なのです。
ところが、過去は変えられないけど、不幸な過去は割と簡単に変えられるのです。
過去と不幸な過去かぁ…
不幸な過去とラベリング
過去は変えられないけど不幸な過去は変えられるとはどういう事でしょう。
「不幸な」というおまけは、起こった出来事に対するラベリングです。過去という変えられないものに対する分別基準にすぎません。
その基準を作っているのはあなたや私自身です。
例えば…
小学生の頃、運動会の徒競走でコケてビリになりました。
という経験があったとします。これに対して、
Aさんの場合:すごく恥ずかしかったけど、みんなの暖かい声援が嬉しかったな。私も頑張ってる誰かを見たら応援してあげるようになった。
Bさんの場合:自分がビリになったせいで同じ団の人に迷惑をかけてしまって申し訳なかったな。迷惑かけないようにあまりでしゃばったことはしないようにしてる。
Cさんの場合:皆に笑われているような気がして、今でも人前に出るのは苦手だな。
Dさんの場合:誰もコケなかった徒競走で派手にコケてすごく目立った!人と違うことをすると注目を浴びれるんだなと思った。褒められるような事で注目を浴びたいな!
などなど、同じ経験でも人によって受け取り方や解釈が違います。同じコケてビリになったのに、いい思い出の人も居れば、嫌な思い出の人も居ます。
これが、過去の経験に対するラベリングの基準を自分で設定している証拠です。
不幸な過去はラベリングにヒミツがありそうですね。
ラベリングを変える=不幸じゃない過去にする
起こってしまった出来事を変えるのは不可能ではないけど難しい。でも不幸な過去は簡単に変えることができます。
簡単に言うとその過去の出来事に対するラベルを貼り変えることでそれは実現します。
それを行うのに2つの方法をお伝えします。
認識を変える
そのままですが、その過去の出来事に対する認識を自分で変えます。
認識とは「自分で勝手にそう思っていること」です。例に挙げたAさん~Dさんの(もちろんそれ以外の)認識を選択することが可能です。
そうは言っても、なかなか難しい人も多いと思います。そんな時には内観がおすすめです。
「何故自分はそう思うのか」を答えが出なくなるまで自問自答し続けます。
この時、1人2役で行うとうまくいきやすいです。「なぜ?」に対して自分でその答えを返していきます。また、返ってきた答えを否定せずに一旦受け入れてポジティブなアドバイスを送るのも良いです。
例えばCさんの例でいくと…
1「 皆に笑われているような気がして、今でも人前に出るのは苦手だな。 」
2「そっかぁ。恥ずかしかったんだね。Cさんの頑張る姿を見て皆も勇気をもらって笑顔になったのかもよ」
のような感じでどんどん自分と会話をしていきます。もしも、自分が誰かに相談を受けた時にそのことに対して何と答えるのかを参考にしてみるのも良いです。
良い過去(思い出)になると良いですが、ならなくても、悪くない過去、またはジャッジされない(ラベリングされない)過去になることで悪い思い出は消えてしまいます。
今を幸せにする
これは簡単で一瞬で不幸な過去を変えることができます。
今(現時点)が幸せであれば、それをさかのぼった過去も幸せだからです。その時のそれがなければ今は無いと考えれば、逆説的にそのことがあったからこそ、今が幸せだと言えるからです。
そしてまた幸せを定義するのも自分です。
まず、今すぐ幸せになる。幸せになる方法はこちら
過去の出来事自体を変えてしまう(ヒント)
最初に過去そのものも変えられると書きましたが、現実のしくみがあなたの認識で出来上がっている事と関係しています。
この世の中は全てあなたの思った通りにできています。全てが思い込みと勘違いの世界なのです。
思い込みを積み上げていっているだけのことです。
ならば、過去に起こったあの出来事、あなたの勘違いではないと言い切れますか?
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