一見不都合に見えても全ての事はあなたに対してジャストなタイミングで起こっています。実は、あなたにとってはちょうどその時が都合が良いのです。
少し難しい話かも知れませんが、ご自身の“今“で読んで頂けると幸いです。
今、意味がわからなくてもそれで良いし、今、もう少し知りたいと思ってもそれで良いです。あなたが知りたいと思っていれば段階的に理解は深まっていきます。
実は何も起こっていない
あなたの人生はこの後もずっと続いていきます。しかし、あなたの現実は今この時しかありません。
そして、今、まさに今の瞬間には何も起こっていません。1秒前でも1秒後でもありません。今、この瞬間です。
今この瞬間に何も起こっていないということは、今この瞬間には何の意味ももたせることができないということです。
でも、普通に生きていると「何も起こっていない」ということや、「今、この瞬間」や「ただあるだけ」を感じるのは少し難しいかも知れません。
時計の針は進んでいるし、窓の外には車や電車が走っているし、確かに色んな事が起こっている実感がありますよね。
ただ、この「今」「ただあるだけ」という真実を知識として持っているか持っていないかの違いは大きいと思います。
全員がその真理に触れるかというとそうではないかも知れませんが、知りたいという思いがあれば、現実は必ずあなたの想いに答えるようにできているので、いつか垣間見たり触れたりする瞬間が訪れるかも知れません。
ですが、その体験にすら何の意味もないのです。
ジャストなタイミングって?
何も起こっていないのにジャストなタイミングって矛盾してないか?と思われるかも知れませんが、これは、考え方、感じ方、捉え方の話になります。今を突き詰めていったその先には何も起こっていないというのは真実ですが、生きていると色んな事を感じたり、時間が流れているように思えたりする世界にいます。その世界は本来愛でしかないのですが、いきなりそれを理解するのは難しいので段階的に理解を深めていくと良いというだけのことです。その過程でのお話です。
そして、嫌な事が起こったとしても、それは、あなたのその先と繋がっています。現時点ではそれがベストなタイミングだったということです。
例えば、運悪く交通事故に遭ってしまったとします。その出来事だけを見れば起こって欲しくない嫌な現実かも知れません。しかし、その相手の車の運転手と将来結ばれたとしたら、その彼はあなたが思い描いていた王子様のような人だったとしたら、未来の視点に立ってその交通事故を見た時、それはジャストなタイミングだったと言えます。
或いは、交通事故に遭ったおかげで保険金が手に入ったとします。あなたは大きな支払いを抱えていて未来でその支払いを保険金で相殺することができたとしたら、それもジャストなタイミングだったと言えます。
また、その時、その時間にそこを通りかかったというのがなければその事は起こり得なかったので、それもジャストタイミングです。朝起きた時からそれは続いていました。
不都合な現実もジャストタイミング
一見不都合な現実に思えるかもしれない出来事であっても、それはジャストなタイミングだったので起こったにすぎないのです。
そうであれば、不都合な現実というものは本当は存在できません。それが不都合な現実だとすれば、“その瞬間において“ということになります。
そして、その瞬間において、それが不都合だと決めているのは自分だということに気付けば、不都合な現実は一瞬にして属性を変える事ができるのです。
今不都合であるなら、あなたの望む“それ”は今じゃないということです。
頼んだ商品が届かない時、部屋が片付いていなくて置く場所がなかったのかも知れません。頼んだ後にキャンセルしたかったものがたまたま欠品になってキャンセルせずとも注文取消しになったのかも知れません。不都合だと思える事の裏には必ず好都合があります。
なぜ、そのことが「今」起こっているのかを考えてみてください。
就職が決まらない時、恋愛がうまくいかない時、楽しみにしていた映画が延期になった時、仕事で失敗した時…
現実のしくみを知ろうとしているあなたであれば、あなたに起こっている不都合は、もっと重大な不都合を回避する為か、または、先々の好都合に繋がっている出来事であるということを理解できるはずです。
このことが理解できれば、不都合な現実に出くわした時、「あぁ、これはちょうどいい」という風に思えます。そして、また、そう思える事によってその不都合な現実は即座にあなたの元を去ります。
どの瞬間も起こっていることは全て計算しつくされたかのようにジャストなタイミングで起こっています。
因みに、今この文章をあなたが読んでいるということも、ジャストなタイミングだということです。
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