現実はあなたの選択、あなたの意識、あなたの思い込み、何でも良いですが、あなた自身が創っています。他の人も誰もが自分自身で現実を創っています。
顕在意識で望んでいる事を叶えたいと誰もが思うと思います。
現実を創っている人々の種類
自分で創っていると意識している人、意識していない人、意識したいけど出来ない人この3パターンがあります。
そして、多くは「意識したいけど出来ない人」がスピリチュアルの狭間でもがいたり苦しんだり模索したりします。
現実を自分で創っていると意識している人
このエリアの人は現実は自分で創っていると意識しているので、全てを受け入れている状態とも言えます。なにか不都合なことが起こったり、顕在意識では望んでいないと思っていた事が起こったりしたときに、自分の意識をチェックしたり、自分の思い込みやレッテルを炙り出して消化できる落としどころを持っています。
故に、今のルートが間違いだと気付いたら意識的に軌道修正をします。
現実を自分で創っていると意識していない人
意識していない人の中には更に2パターンあり、
- 現実がうまくいっていると感じている人
- 現実がうまくいかないと感じている人
前者は認識していないかも知れませんが、上手に意識を使う方法を自然と身に着けています。ちゃんと自分の望む現実を見て意識して無意識ながら創造しています。
後者はその逆です。望んでいながら逆の思考や行動をしています。この記事を読まれている方はこの状態がどんな感じかはご存知だと思います。そこから抜け出して今の場所にいらっしゃる方が多いと思いますので。
意識したいけど出来ない人
恐らく、この記事を読まれているあなたはここに属するかも知れませんね。意識で現実が変わる、自分が現実を創っているということは知ってる。でも、うまくいかない・・・。
「潜在意識がそれを望んでるからそういう現実なんだよ」と言われれば、「いやいや、顕在意識で望んでることを実現したいんですけど!」って思いますよね。
わかります。そうですよね、わかってるけど、うまくいかなくて歯がゆい思いをしていますよね。そのからくりを説明しますね。
現実との向き合い方
顕在意識で望んでいることは現実化・現象化しないのかと言えば、する場合もあるし、しない場合もあります。
あなたが本当に望んでいるなら現象化しないはずはないです。
ただ、顕在意識で望んでいることは本心からの願いではない場合もあります。自分はいつも自分を騙したりします。
悲しいのに悲しくない振りをしたり、嬉しいのに素直に喜べなかったり、怒っているのに気持ちを伝えられなかったりということに身に覚えはないですか?
“現象化する為に”と躍起になっても、逆に現象化は逃げてしまいます。追いかけるのではなく、向こうからやってくるように準備すると良いでしょう。
自分の感情に素直になること
あなたも色んな感情を持っていると思います。良い感情や嫌な感情とラベリングして嫌な感情が出てきたら「いい気分でいなきゃ!」と思ってしまいます。
無理していい気分でいる必要はありません。その嫌な気分、嫌な感情というのを味わい尽くすという方法もあります。結果として味わい尽くせばその感情は自然と消えてしまいます。消す為に味わおうとすると堂々巡りになる可能性がありますので、素直に「あぁ、自分はそう思っていて、そのことに嫌な感情を持っているのだな」と認識するだけです。そして、制限を付けずに、何がどんな風に嫌なのかをとことん感じます。
現実に負の感情を投影しない
他人を見て嫉んだり、恨んだり、不幸になるように願ったりはしない方が良いです(してもいいのですが)。
現実は、世界はあなたが創っているということは覆せない事実なので、あなたがあなたの世界へ向けて負の感情を放つということは、あなたがあなた自身へ負の感情を放つのと同じことです。そのエネルギーが大きければ大きいほどダメージも大きくなります。
全てを受け入れ許す
あなたの目の前で今起こっている事は確実にあなたが意図した事です。別に不都合な現実でも良いのです。辛い現実でも良いのです。嫌な現実であっても、それを自分が創造したと認めて受け入れて許してください。そうすれば嫌な現実は消えます。消えた後に望む現実を上書きしてください。
嫌な現実だからといって拒否し続けると、消化されないあなたの思いはずっと残り続け嫌な現実をループします。
嫌な現実に対して「ありがとう」と言えれば上出来です。私の場合は、「ありがとう」と言う時もあれば「また私を試そうとしてるのか?いいよ別に」と言って放っておきます。嫌な現実に飲み込まれそうになった時、自分が現実の創造主だという事を思い出して、少し上の方からその現実をながめてみてください。
一呼吸置いて、何が嫌で何が問題なのかじっくり見てみてください。全部みせてくれても大丈夫だよとあなたの現実に伝えてください。受け止められることしか起こりませんので大丈夫です。
顕在意識で望んだ事を現実化・現象化する
まず、本当に現実はあなたが望んだ通りに展開しています。意識、無意識に関わらずあなたを幸せにするためにあなたの望みを叶えています。
一見望んでいない事が叶っているように見えて、実はその裏で別の願望を叶えていたりもします。
顕在意識で望んだ事というのは、あなたがその願望を意識してこうなったら良いな、こうでないと嫌だ、こうでないと困るなどの感情を持っているものだと思います。
それよりも強く逆の願望や感情を持っているとしたら、そちらが現象化するのはわかりますよね。
では、顕在意識で望んでいる事を現象化する為にはどうしたらいいのでしょうか。
- 逆の願望逆の感情を洗いだして消化する
- 新しい(まっさらな)現実を用意する
- その後、自由に設定する
どういう事かお金を例に説明します。
願望は「大金が欲しい」だったとします。
1、逆の願望逆の感情を洗いだして消化する
逆の願望、逆の感情というのは、大金を得る為には詐欺みたいな事をしなければならないがそれはしたくない。とか大金を得る為には辛い仕事を何時間もしなければならない。とか大金を得る為には運が必要で自分には運がない。などなど・・・
大金を得られないパターンと大金を得られるパターンを書き出し、見比べてみると、きっとあなたは大金を得られないパターンの方に居ます。
そういう感情を持っていたんだなと確認できれば、それは機能しなくなります。(意識的に機能させなくなるからです。)
2、新しい(まっさらな)現実を用意する
全てフラットな状態の現実を用意します。良いも悪いもない、好きも嫌いもない。全ての物がただあるだけ、固定する前のふわふわした現実、現象状態です。
何もジャッジしません。
新しいスケッチブックです。
3、自由に設定する
スケッチブックの表紙をめくります。素直に正直にあなたの望む現実だけを描いてみます。
制限はありません、どんな願望でも必ず叶うと思って設定してください。1で消化した感情を再び設定しないように気を付けてください。
ここで、本当に望んでいたことは別の事だったと気付く場合もあります。その時には願望を変えても大丈夫です。
自分の本心を知る
色んな願望があると思います。可愛くなりたいとか、お金が欲しいとか、復縁したい、付き合いたい、仕事ができるようになりたい、子供をちゃんと育てたい、夫婦仲を良くしたいなどなど、人の数だけ願望はあります。
しかし、その本心はみんなだいたい同じです。「安心したい、幸せになりたい。」です。そうなるために色んな制限を付けています。
- 可愛くなれないと幸せにはなれない
- お金がないと安心できない
- あの人と付き合えないと幸せではない
- 仕事ができないと幸せではない….etc
これらは幸せになるための制限を設けているにすぎないということ。それを知った上でこう設定します。「制限を設けても構わない。制限があっても幸せになれる。制限をクリアできる。」
本来の目的である安心したいや幸せになりたいというところに気づいて制限自体も排除してストレートにただ幸せになると設定する人もいるでしょう。(多分、そちらの方が簡単です。)
ですが、幸せになるための条件をクリアしたいと思う人が居るのもわかります。それが顕在意識で望んでいる事を実現したいと思う人々です。
どちらにせよ、自分の本心を知るということは、あなたの望む現実を体験する為には必要なことです。
結論
顕在意識で望んでいる現実を体験するのは可能です。ただ、それは本心にある願望を体験するために自分が設定した制限にすぎないということを理解する必要はあります。
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