ありがとうの威力

現実のしくみ
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あなたはどんな時にありがとうと言いますか?ありがとうにどんな意味を込めていますか?

ありがとうとは?

あなたがありがとうを使う時、殆どが感謝を表す時ではないかなと思います。

その感謝は、あなたが認識した「感謝できるもの」「感謝すべきもの」です。その感謝できるもの、すべきものの判断基準はあなたです…。

ありがとうは、日本語で感謝を表す時に用いられる。

「めったにない」「めずらしい」を意味する「有り難し」という言葉が語源である。「ありがとう」は有難しの連用形「有り難く(ありがたく)」がウ音便化したものである。

また仏教語であったとも言われ、『法句経』にある生命の驚きと感動を伝える言葉が、時代と共に感謝を表す言葉となったとも言われている。

https://ja.wikipedia.org/

そして、その判断基準としているものは恐らくあなたに対してポジティブに感じられることではないかと思います。

今の段階でネガティブに感じられることに対して「ありがとう」を使用している人であればそれは素晴らしことで、そのまま続けられてください。私からお伝えできることはないかも知れません。

ポジティブなもの以外にありがとうを使ってみる

さて、ここで普段ネガティブに感じている(普段ありがとうと言わない)事にありがとうと言ってみる事を提案します。

すると、不思議な事が起こり始めます。

自分に不都合な状況にありがとう

不都合な状況とまでいかなくても、苦手なシーンや緊張してしまう場面、苦痛な時など、その状況にありがとうと伝えます。

そんなこと言いたくもないと思われるかも知れませんが、とりあえず言うだけ言ってみてください。

なぜ不都合な状況がありがとうなのか

一見不都合に見えて、その状況はあなたに何かを伝えています。

支払日が迫ってきたのにお金がない時、どうしようと焦ります。試験の面接の時、ドキドキしてしまいます。好きな人が振り向いてくれない時、悲しくなってしまいます。

他にも不都合だと思える状況に直面している時には、必ず現実に囚われています。

創造力(や想像力)を自分ではないものに明け渡しています。

不都合な現実に直面したら、一呼吸おいて“あぁ、そうなのか“と受け止め「(自分が現実を創造しているということを忘れているよと教えてくれて)ありがとう」と伝えください。

不都合な現実はあなたに何かをお知らせる為に起こっています。「この現実は私に何を知らせたいのですか?」と何を知らせたいのか現実に問いかけてみるのも良いです。

すると不思議な事に問題だと思っていた事が問題ではなくなります。消えるのか属性が変わるのかはケースによって違いますが、ありがとうは問題を解決する奥義とも言えます。それほど強力な効果を発揮します。

嫌な相手にありがとう

ありがとうなんて言いたくもないくらい嫌な相手がいませんか?その相手にもありがとうと言いましょう。直接言わなくても心の中で言えればOKです。

呪文のように唱えるのも結構効果的です。

なぜ嫌な相手にありがとうなのか

嫌な相手というのは、あなたの中の嫌な部分を表現しているに過ぎません。相手を見て“嫌だな”と思うシーンを思い浮かべてみてください。

あなたの持っている嫌な部分やあなたの思い込み、潜在意識をよく表しています。

例えば、仕事を押し付けてくる人を嫌だなと思ったとします。なぜ嫌なのか、いくつか考えらる事を提示します。それは、あなたが仕事を他人に任せる事が出来ない事を表現しています。または、あなた自身が誰かに仕事を振りたいと思っている(けど、振れない)場合なども考えられます。

考えてみてください。その嫌な相手を嫌だと思わない人々も存在しているということを。では、なぜあなただけが嫌だと思うのでしょうか。そこにはあなたの気づいていない観念が潜んでいます。

その観念に気づければ良いのですが、それを認められなかったり、自分がどのような思い込みを持っているのか探れない場合もあると思うのです。

そんな時に、「ありがとう」を連発してみてください。

何も考えずただありがとうと心の中で伝えます。

その後の変化に注目してみてください。

あいさつの代わりにありがとう

ありがとうのハードルが高いという人も中には居るかも知れませんね。言い慣れていないから言えないとか色んな理由があると思います。そんな人こそありがとうの威力が凄いのではないかなと思っています。

なぜなら、ありがとうのハードルが高いということは、ありがとうに重きを置いているということです。簡単に口にできない程のものと位置付けています。

でも、ありがとうって何ですか?感謝を伝える言葉ですが、単なる言葉です。書いてみたらただの文字です。ありがとうと言うだけで世界が変わるなら言ってみても良くないですか?

今はまだ意味がわからなくても大丈夫です。いつか腑に落ちる時はきます。

あぁ、こういう事だったのかと。納得しなくても前に進んでもいいのです。

あいさつのように軽やかにありがとうと使ってみてください。ビルのお掃除をしてくれる人、コンビニでレジを打ってくれる人、あなたに声をかけてくれる人、一緒に食事をする人、好きな人、嫌いな人、全員にありがとうと言ってみましょう。

なぜありがとうを唱えるだけで有効なのか

心をこめずただ唱えるだけでも良いと先ほど伝えました。心を込めていないのになぜ効果が表れるのか不思議ではありませんか?

そう、この疑問を持っている時点であなたは「ありがとうに効果がある」と思っています。でも、心をこめないと効果がないのでは?とも思っているのです。もちろん、心を込めた方がより効果的だというのは言うまでもありません。

日本人は特に言霊(ことだま)という概念を無意識に持っています。

言霊とは、

古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。

goo国語辞書

声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。そのため、祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないように注意された。今日にも残る結婚式などでの忌み言葉も言霊の思想に基づくものである。…

言霊 – Wikipedia

と、こういうことです。日本人はこの言霊という概念をどこかで潜在的に知っています。なので、あなたがわざわざ意識しなくとも“ただ唱えるだけ”でその力が発揮されるということです。

おまけ(ありがとうの威力/使った結果)

結果を書いてしまうと、結果を追い求めすぎて到達に時間がかかってしまうかも知れないので少し迷いましたが、ありがとうのハードルが高い人は特に結果が見えないまま使えないという場合もあるでしょう。

そこで、ありがとうを使った結果どうなるのかをお伝えします。

まず、世界はあなたが創っている事は大前提です。そして、世界はあなたが発したものをあなたに返してくるという性質です。

あなたがありがとうを発すれば発するほど、あなたにありがとうが集まってきます。

また、あなたに好都合な出来事が起こりやすくなり、嫌な人や嫌な状況が去っていきます。嫌な人や嫌な状況はあなたの意識の中から消える又は実際に目の前から消えます。

ありがとうは最高の防具であり武器にもなるということです。

最初は結果を得るために使ってもいいと思いますが、それを追い求めるのではなく、心の底からありがとうと言えるようになるのが理想です。

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