現実と気分の関係

現実のしくみ
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瞬間瞬間に体験している現実と気分のしくみについてお話します。

あなたや私が体験し続けている現実というのは、自分で探して選んで見ている現実です。

その事を意識して生活すると今辛い現実を体験している人は少しだけ楽になれるかも知れませんね。

気分が先

実は、現実を体験する時、何かがあったからこういう気分になるのではなく、こういう気分だからその現実を見ているのです。

その事は注意深く現実や自分の気分、感情、気持ち、思考を観察してみないとわかりません。その事に一度気づいてしまえば、後は何かが起こっても軌道修正がしやすくなります。

それに気づいた時の私の体験談を書きたいのですが、本当に些細な事だった為、具体的にどんな現実だったのか忘れてしまいました(汗)でも、その時の感動のような、あっ!という爽快感は覚えています。本当に、0.1秒くらい前に感情が動くのです。その時には“嫌な事”を体験したのですが、体感0.1秒前にそれを嫌な事だと思おうとしていたということです。0.1秒後次の瞬間その出来事について嫌な感情を持っていました。

そこで、「あれっ?これは!」と気づいて、すぐに内観しました「何故私はこれに対して嫌な感情を持ってしまったのだろうか?」「この現実は私に何を示しているのか?」

その時私は、全てがうまくいっていて、何もかもが順風満帆で「つまらないな」と思っていた事に気付きました。自分でもびっくりです。良い事ばかりでつまらないと思っていたなんて。

私は気分を選べるというのはこういうことなんだなと思いました。

証拠探し

現実とは言ってみれば、証拠探しを続けているようなものです。

あなたが良い気分の時、その良い気分の証拠を探します。また、嫌な気分の時は嫌な気分の証拠を探します。だったら、良い気分の証拠を探したいと思いますよね?不思議ですが、人は良い気分だけではなく嫌な気分の証拠も探そうとしてしまうのです。ここを意識していい気分の証拠を探すようにすると現実はうまくいきやすいです。(うまくいくという表現はちょっと変ですが、一番近い表現をするなら、です)

自分を良い気分にするということがつまりは現実で良い気分を味わうというところと繋がっています。

物事の色んな側面(体験談)

ある日帰宅するとペットの便が床についていました。トイレでした形跡もあるので、恐らく足に引っかかったか、足にくっついて床に落ちたものを踏んづけてしまったようでした。仕方のないことです。

ですが、私はそのこびりついた便を掃除しながらふと「ついてないな・・・」と思いました。と、同時に瞬時にそいう言えば少し前から床の掃除がしたいなと思っていた事を思い出しました。フローリングの埃や垢が気になっていたのです。こびりついた便は私が床を掃除するきっかけとなったのでした。

これを読んで、便が落ちてなくても床掃除するだろ、と思われるかも知れませんが、私の現実ではそうではなかったのです。

毎日そこを通るたびに気になっていて、そのうちやろう、あとでやろうと思いながらやっていなかったのです。

一見すると不都合な現実(床にペットの便がある)ですが、別の側面からみると、後回しにしていたやりたかったことを“今”行う必要がでてきた。=(イコール)やりたかった事、願望が達成された瞬間(好都合な現実)ということです。

気分は自分で選べる

自分が持つ感情や、気分というのは、外が原因のように感じられるかも知れませんが、内側からやってきています。何かを感じる時、どこでそれを感じていますか?自分自身の中で感じていると思います。ペンキが手にくっつくように外側から感情がやってきてあなたにくっつくわけではありません。

自分の中で感情や気分を生み出し、それを感じています。

気分や感情は自分で選べるという事実を受け入れて、好ましくない感情や気分を感じてしまったら、選び直す事ができるということです。

選び直すのが難しい人は、まず、現実や物事の良い側面・自分にとって好都合な側面を探す練習から始めてみると良いでしょう。

現実があって気分が生まれるのではなく、気分があって現実を見るという現実と気分の関係のお話でした。

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