望む現実を先取りする方法

よく、願望を叶える為にはそのことについてを考え、まるで叶っているかのように振舞いなさいと言われます。

でも、叶っていない現実を見て、「いや、叶ってないしょ！どうやって叶った振舞いするねん！」と突っ込み入れたくなりますよね。

しかも、つもりや思い込みの想像じゃなくて、実際に叶ったように振るうってどういう事？？って。

これは全てを理解すると解ける問題なのですが、全てを理解する為に解きたい問題であるとも言えます。

望む現実を先取りするとは

そもそも、望む現実を先取りするってどういう事なのでしょうか。

最初に本当の事を書くと、この世はあなた（私）の認識で出来上がっているので、認識を変えれば如何様にもなるってことです。

ですが、その認識を変えるのが難しくて難儀しているって人が多いのも事実（…かも知れない）

なので、わかりやすく説明しますね。まずは認識や意識においてのお話から。

もし、今が叶っていない自分だと仮定して、あなたの望む願望が叶った後の自分を叶った自分としますね。

外側に見える（目に見える）物ではなく、あなた自身の中身についてです。

今の自分と叶った後の自分はどこが違っていると思いますか？

叶った後の自分は何を考えてどんな言葉を発していますか？

彼と両思いの自分

例えばの話ですが（毎回例え話多くてすみません(;´Д｀)）、願望が彼と両思いになった自分だとします。

朝起きて、

1. 叶ってない自分は一番最初に何をしますか？
2. 叶った自分は一番最初に何をしますか？

これ、そんなに変りなくないですか？水を飲むのか歯を磨くのかわかりませんが、叶っていようが叶っていまいがやることに変わりはないって事です。

変わっているのはどこでしょう？？そう、あなた（私）の認識だけです。

• （片思いのあなたが）水を飲む
• （両想いのあなたが）水を飲む

赤文字で書いた部分はあなたの認識です。あなたがそう思っているから現実もそうなんです。

最初はつもりでも大丈夫です。ごっこ遊びをしてみるのも良いでしょう。

お金持ちな自分

これもまた例え話になりますが、願望がお金持ちになりたいだったとします。

目の前に見える現実は無視して、

1. 叶っていない自分はどんな風に着替えますか？
2. 叶った自分はどんな風に着替えますか？
   

これもそう違いはないはずです。まさか、叶う前は右手から、叶った後は左足から着替えるって人はいないと思います。

• （叶っていないあなたが）着替える
• （叶ったあなたが）着替える

赤文字で書いた部分はあなたの認識です。あなたがそう思っているから現実もそうなんです。

最初はつもりでも大丈夫です。ごっこ遊びをしてみるのも良いでしょう。（2回目）

望む現実を先取りとは？をまとめると…

つまり、現実の先取りとは、あなた（私）の心の有り様、意識の持ち方を指しています。

あなたが叶っていないと思っている現実に身を置いている時、叶っている現実をなかなか受け入れられないと思います。なので、（叶っていないと思ってるかもしれませんが、）叶った心を先取りしていきましょうということなのです。

先に挙げた例でおわかりいただけるように、やってることは大して変わらないのです。とは言え、両想いの彼氏と一緒に出掛けられない！好きな高級車が買えない！と思ってしまうかも知れません。

もう一度言いますが、望む現実の先取りとは、あなた（私）の心の持ちようの話なのです。いくら両想いの彼氏が居たとしても24時間べったりくっついて1秒たりとも離れないというのは考えにくいです。きっと一人の時間もあるはず。

いくらお金持ちだったとしても、道を歩くとき、パソコンを打つとき、携帯を触っている時、四六時中高級車に乗っているはずはないのです。

なので、誰かと結ばれたいならだれかと結ばれている自分、お金に困っていたらお金に困っていない自分になってください。

不毛な疑問

ここまで読んで、きっと中には「でも…」という思いを持ってしまった人もいることでしょう。

「でも、目の前にない」

当たり前じゃないですか、だってあなたはまだ叶っていないと思ってるんだから（笑）

でも、好きな人が目の前に居ない⇒仕事中では？遊びに行ってるのでは？実家に帰省しているのでは？あなたと一緒に居ない理由なんていくらでもあります。

車が目の前に無い⇒駐車場に停めてるのでは？整備に出してるのでは？誰かに貸してるのでは？あなたのすぐ目の前に車がない理由なんていくらでもあります。

なぜ、このような疑問が出てくるのかおわかりでしょうか？それは、本当は叶えたくないと思ってるんです。びっくりですよね。コンフォートゾーンというのをご存知でしょうか？

コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは、居心地の良い場所、安全な領域、慣れ親しんでいるところと言う意味ですが、それは特定の場所だけでなく精神的なものにも該当します。

そして人はそのコンフォートゾーンの外に出ると居心地の良い安全領域であるそこに戻ろうとしてしまうのです。いいや、そんなところは居心地よくない！と顕在意識で思ったとしても、潜在意識は長年慣れ親しんだその状態に安心してしまうのです。

では、解決策はというと…

コンフォートゾーンをずらすこと、書き換えていく事になります。望む現実を、これが普通なんだよ、ここが安心領域なんだよと自分に教え込んでいく必要があります。

コンフォートゾーンをずらす事もまた望む現実の先取りになります。

思い込むのではなく認める

よく思い込むのではなくそうであると認める、確信するということも言われます。私も何度かそう書いています。

でも、「そうじゃないのに、どうやって認めるの！」って頭の中がぐるぐるしてきますよね。これは、別の意味があるわけではなく、本当に「そうである」と認めるだけなのです。思い込もうとするのと認めるのが違うというのはご自身でも実感できると思います。

最初はごっこ遊びのようなものでもOKです。“つもり”や“なりきり”でも大丈夫です。そうやって少しずつ自分を慣らしていくのです。

先取りを実際に行った体験談

現実の先取りについて、気持ちをそこへ持っていく為に私が行った具体的なエピソードを2つお伝えします。

恋愛

私が過去にどうしても復縁したかった相手が居た時の話です。

好きな人と結ばれる現実を選択したいのに、なかなか選択できませんでした。そんな時に使ったのは自分で自分を癒すということ。

当時はLINEなどもありましたが、今ほど豊富な使い方もなかったので、メールを使用しました。普段使っていないアドレスが良いです。私は携帯のアドレスを連絡手段として使用していなかったので、そのアドレスの送信元情報に自分ではない誰かの名前を設定しました。名前が思い浮かばない時には記号でも良いです。（※普段使っているアドレスに設定してしまうと、送信元が誰？なメールが相手に送られてしまうので要注意！使っていないアドレスを使うか、新規作成しましょう。）

彼に何か悩みや話したい事があったらそのアドレス（私の場合は自分の携帯アドレス）に、送信します。当然そのメールは自分が受け取るのですが、その内容にまた自分で返信します。あなたを大事に想う人（例えば異性、例えば片思いの彼）になったつもりで返信します。

そのメールのやりとりを何度もやっていくうちに、どんどん自分で自分を励ます形になっていきます。辛い時期をこれで乗り越えました。必要なくなったらメールを送る事がなくなるので自然消滅です。

今はフリーアドレスなどもたくさんあると思うので、それを使うのも良いでしょう。

お金

お金は割と簡単でした。お金に困っていた時も、お金はある！存分にある！という気持ちで、買い物に行っても「安いから」とか「半額」をなるべく避けて買い物をします。

その時買える範囲で「食べたいもの」を選びます。今日はこれが食べたい気分だ！と言って食材を選びます。購入の動機が食べたいからであればOKです。

そして、現金払いの場合はおつりの端数は募金箱に入れます。高額な募金は難しいとしても「募金をする」という行為が先取りになるのです。金額の問題ではないのです。お金を持っていたら募金しますよね？

私にはお金があるので募金しよっと！誰かの役に立て！という感じです。

お金は自然と自分のところに集まってくると本気で信じてください。すべては思い込むのではなく、そうであると認めるための練習なのです。

今までの思考や認識は一旦白紙に戻す気持ちで、好きな色を塗っていっても大丈夫なのです。潜在意識を書きかえるとはそういうことです。望む現実を先取りするとはそういうことです。