シンクロニシティは時に危険

現実のしくみ
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願望が叶う前や達成に近づいている時シンクロニシティが起こると多くの人が伝えています。また、時計のゾロ目をよく見たり、エンジェルナンバーもその類に当てはまります。

シンクロニシティとは

ユングというスイスの精神科医で心理学者が提唱した概念で、共時性原理と訳されるものです。簡単に言うと、意味のある偶然の一致と説明されています。

関係なさそうな複数の出来事が意味をもって同時に起こることです。でも、その意味付けは個人に寄るものなので解釈が統一していない点からシンクロニシティを完全に理解したり説明するのは難しいのかも知れません。

例えば、虫の知らせなどです。洗い物をしていたら勝手に(※1)食器が割れた。その同時刻で離れた場所で親族が亡くなった(※2)などです。

  • ※1 本人が勝手にと思っているけれど、微細なヒビが入っていたり急激な温度変化や劣化などの場合もある。
  • ※2 親族だけでなく本人が心を寄せている誰かを当てはめる事が出来る。自分次第なので有名人でも当てはまる。

時計を見たら5:55だったり、道端で111を見つけたり、時間に関するシンクロニシティは願望実現を意識している人には多く見られる現象です。

シンクロニシティを実現の指標とできるのか

願望実現とシンクロの関係

なぜシンクロニシティが起こると願望実現に近づいていると言われるのかということを先に説明します。

引き寄せの法則や潜在意識を使って願望達成などと言われるものの定義付けとして、思っているもの(こと)を引き寄せるという事が言われています。ですので、シンクロニシティが起こるということは、あなたが潜在意識ををうまく活用出来ている証拠として扱われています。

良い事を思えば良い事が引き寄せられ、悪い事を思えば悪い事が引き寄せられるという考え方です。

シンクロを実現の指標とできるのか

思考の使い方をマスターするまでの間それを目印に練習を行う事は有効ではないかと思います。

自分がどんな意識で現実を創っているのかの確認になるからです。

よく使われる例えとして、車で買い物に出かけた時に入り口付近の駐車場が空いてると意図して、実際にお店の駐車場に入ると他は満車なののに、自分の為に用意されたかのように入り口付近の駐車スペースが空いているとか。

また他にも、なんとなく欲しいと思っていたのもが思いがけずに手に入ったり、誰かの事を「どうしてるかなぁ」などと思い浮かべていた時に偶然電話がかかってきたりなど色々とあります。

この時、あなたは自分の意図した事(や、思考)が現実になるんだ!と実感できます。そういった意味においては指標にすることができます。

シンクロニシティは時に危険

記事のタイトルにもしましたが、言い方は少しショッキングかも知れません。でも、あなたにきちんと願望を実現して欲しいのであえてこのようなタイトルにしました。

現実を創造することや、引き寄せ、LOA、潜在意識の活用など、これらの事を調べ学んでいく途中で必ずこのシンクロニシティの概念に出会うと思います。

そして、最初はそれに一喜一憂してしまいます。

○○が見れた!ラッキー!今日もゾロ目だった!嬉しい!と。

そしてどんどん目的からズレていきます。

ゾロ目を見る事が目的になってしまうのです。ゾロ目を見られたからラッキーだと、逆に見れなければあんまりラッキーじゃないなど、ゾロ目を見る為の現実を創造していくようになります。そして、願望は一向に叶いません。なぜなら創っているのは「ゾロ目を見る願望が叶う現実」だからです。

これはエンジェルナンバーと呼ばれるものも同じことです。

思考や意識の使い方の練習を始めた頃にこのシンクロを指標にするのはある意味有効かも知れませんが、慣れてきたらそれを手放しましょう。

それに固執すれば本当に願っている事叶えたい事になかなかたどり着かなくなります。

軽い気持ちで、本来の意味である今の自分の気持ちや方向を確認するくらいにとどめておく方が無難だと思います。

今回は、シンクロに頼りすぎるのはかえって願望から遠ざかるので、頼りすぎ危険!という記事でした。

あなたの願望が叶う事を心から願っています。

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