生きていく上で悩みの種の多くは人間関係にあります。
好きな人が振り向いてくれない、会社で仕事を押し付けられる、学校やコミュニティで仲間外れ・・・
人間関係がうまくいっていないと抱えるストレスも大きいと思います。毎日が辛く感じてしまいますね。
そんな時こそ、現実は自分が創り出しているという事を思い出して、思い通りの現実を創造していくコツを掴んでください。
思考の使い方の勘違い
現実が思考(意識)から出来上がっているのだから、きっとあの人は自分の事が好きに違いない!私が彼(彼女)の家へ行くことを彼(彼女)はきっと喜ぶに違いない!
・・・このような思考は時に危険です。一歩間違えるとストーカーになってしまいます。
思い込みと創造は違うのです。
「でも現実は自分の思った通りになるんじゃないの?」と疑問を持たれるかもしれませんね。
先に出した例で説明していきます。
きっとあの人は自分の事が好きに違いない!私が彼(彼女)の家へ行くことを彼(彼女)はきっと喜ぶに違いない!
こういう思考を持つこの人の現実はどんな現実なのか考えてみましょう。この人を仮にZさんとします。
Zさんの想う相手の彼(彼女)は、Zさんに対してどんな感情を持っていると思いますか?
言葉遊びのようですが、Zさんは「違いない!」と思っていますが、これは確信ではなく希望的観測にすぎません。Zさんは彼(彼女)がZさんの事を好きである世界には居ません。
これが思考の使い方の勘違いです。現実を創造するとは他人を好きに操れるのとは少し違うのです。どういう事かは次に説明します。
世界の住人は創り出せるけど、住人の意思はコントロールできない
あなたはあなたの世界の全てのものを創っています。あなたの世界に住む人々も各々が自分の現実(宇宙)を持っています。あなたが誰かの脳みそを覗くことができないように、それは決して交わりません。
あなたはあなたの現実を生き、他人は他人の(その人の)現実を生きています。
あなたが変えられるのはあなたの現実だけということです。あなたが変えることができるのは、他人ではなくて自分です。
こう聞くと、(特に努力が嫌いな人?は)なぁーんだ他人を変えられないのか!と思うかも知れませんが、あなた自身を変えるということは、あなたの中に住んでいる住人の属性も変えることはできるのです。それはあなたが創っているから。
頭がこんがらがってきました
整理しながら進みましょう。
自分基準を自分軸で創造する
少しややこしいですが、自分の軸で創りたい人を創って配置します。
下の表でみると、左側のそういう自分を創造すると、副産物的に右側の他人が創られます。
創造した自分 | 出来上がった他人 |
Aさんに頼られる自分 | あなたを頼るAさん |
Bさんに好かれる自分 | あなたを好きなBさん |
Cさんに助言をもらえる自分 | あなたに助言するCさん |
好きな人との恋愛成就を夢見る場合、
- あの人は自分の事が好き(思い込み)=×不正解
- あの人に好かれている自分=〇正解
常に自分軸で考えるこの考え方、思考の使い方が正しいということになります。恋愛だけでなく、どの場合においても、「自分が何者になりたいか」を考えて創造してみてください。
人の思考や人を変える事はできないけれど、自分の思考や自分は変える事ができるということです。それから、他人は変えられないけれど、自分の世界に住む住人たちを自分軸でどうにかすることはできます。
結果として、右側が出来上がりますが、元々は左側をベースとして創っていくということです。
繰り返しになりますが、上の表に当てはめた時、
創造した自分 | 成り立たない他人 |
Bさんに好かれていない自分 | あなたを好きなBさん |
無意識も含めて左側を創造しておいて右側が出来上がる事はないということです。それはあなたの意識の中で同時に成立しない事柄だからです。
“他人は操作できない”ということと“他人を創り出すことは出来る”の違いがうまく伝わっていれば幸いです。
思考の使い方を失敗しない為には?
好意的な人も意に添わない人も自分が創り出しているということ、その人にはその人の現実(宇宙)が存在しているということを理解しましょう。
他人の現実(宇宙)とあなたの現実(宇宙)と交わることはないということを踏まえて、あなたの好きなように他人を配置すればいいのです。
思考の使い方を失敗しない為には、常に「〇〇な自分」を意識すると良いでしょう。
- 世界に優しい自分
- 人に親切にしてもらえる自分
- 人に親切な自分
- 穏やかな世界に住む自分
- 温かい人々に囲まれる自分
- 仕事ができる自分
- 仕事で困ったら助けてもらえる自分
- 好きな人に好かれる自分
思いつく限りの自分を書き出して全部叶えてしまいましょう。
現実が気に入らないのなら、今どんな自分なのかを確認してみるのも良いかも知れません。
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