嫌いな人が目の前にいるとイライラしますよね。嫌いな人ではなくても、嫌いな行動をする人、嫌な発言をする人など、うんざりしてしまいます。
鏡の法則というのを聞いたことがありますか?法則についての体験談や使い方についてをシェアします。
今の辛い状況を変える事ができるかも
鏡の法則とは?
鏡の法則(Mirror Principle)とは、外部の現実や他人の行動が、自分自身の内面や感情を鏡のように反映されるという法則のことです。簡潔に言えば、自分の内面が外部の状況や他人として現れるという考え方です。自分が世界に与えるものが自分に返ってくるということです。ちょうど鏡のようにです。
気に入らないあの人も、この現実も、実はあなたの内面を映しているだけだったのかも…。
法則を知れば、逆らわず利用する方が楽に生きられるというのは、もうご存知ですよね?
足を地面に付けずに歩くのが困難なのと同じことです。
鏡の法則を利用し効果のあること
効果は全て“内面が整う事”なのですが、具体的にどのような変化が見られるかというと、
- 人間関係の改善
- 自己認識を深める
- 自己肯定感を上げる
などが挙げられます。
誰かや誰かの行動や言動に腹が立つ時、苛々する時、感情を揺さぶられる時、あなた(私)はそれに共鳴してしまっているということを理解してください。それらが自分の中にあるので、共鳴しています。自分の中にそれがなければ、それだと気付けないので全く感情を揺さぶられる事はありません。
自分の中にそれがあるということをその“誰か”や“誰かの行動・言動”が教えてくれているということです。
嫌いな人が自分の内面の一部を反映していて、その人の行動や特徴が、あなた(私)の感情や考えに対する鏡になっています。これは、嫌いな人を通じて、自分の成長や課題を見つけるチャンスということです。その人の振る舞いから、自分の感受性やトリガーを理解し、自己認識を深めていけます。
自己認識を深めたら、自分自身を認めて許し、自己肯定感を上げていくところに繋がっていくというわけです。
法則は誰にも等しく同じに働いているので、利用しようとしなくてもみんな自然と利用しています。より正しくプラス方向に利用することによって、あなた(私)の味方になります。
体験談
以前、私はストレスと不安に苦しんでいる時期がありました。職場での人間関係も上手くいかず、ネガティブな感情が日常を支配していました。そんな時、いつものようにこの感情をどうにかしたいと思い検索しまくっていて、鏡の法則にたどり着きました。理解するのに少し時間はかかりましたが、いつまでも答えを探し続けていてもたどり着けないと思い、その概念を試しに取り入れてみる事にしました。そうであると仮定したのです。
すると、次のような変化がありました。
自己認識の深化
自分の行動や感情が周囲にどのような影響を与えているかに気付くようになりました。私がポジティブなエネルギーや思考を放つと、人々が同じようなエネルギーで返してくれることに気付きました。逆に、ネガティブな感情を抱えていると、それが周囲にも影響を及ぼし、さらなるネガティブな状況を引き寄せてしまうことがあると気付きました。ものごとをもっと単純にフラットに見るようにすると心が軽くなる事に気付きました。
人間関係の変化
私が周りの友人や会社の同僚、家族にポジティブな感情を持つと、相手からも同じような感情が返ってきました。わざわざ言葉や態度に出さなくても、心の中(自分の中)だけで相手にポジティブな言葉や感情を送るのです。これによって、嫌だと思っていた相手も実は違った顔を持っている事に気付けたり、信頼関係が築かれるようになりました。
嫌いな人にポジティブな感情を持つのは難しいかも知れませんが、騙されたと思ってちょっとだけ取り入れてみて欲しいです。
自己肯定感の向上
自分を高めるポジティブな感情を持つことによって、目に見える世界でもそれが現れるようになりました。目にする世界が自分に対して肯定的であると、自信がついてきて、更に相乗効果を感じる事ができました。自分を認め許し高めるアファメーションを取り入れることも始めました。毎日ポジティブな言葉を唱えることで、自己肯定感を上げる事ができました。
携帯のメモアプリや録音再生アプリなどを利用していました。
法則を実感する方法
鏡の法則を実感できるようになる方法をいくつか紹介します。これらのワークは、自己認識や成長を促進するためにも役立ちます。実際に私もやっていました。
慣れてくればこれらを行わなくても法則を実感し使いこなすことができるようになります。忘れてしまったらまた行えば良いだけです。
法則日記
毎日の出来事や人間関係についてを書く日記です。その際、特に感情的な反応やトリガーを記録します。長文でなくても、箇条書きでも大丈夫です。自分の感情が動いた出来事と、その理由を書いていきます。週ごとにそれを振り返り、どの出来事や誰が内面を反映しているかを考えます。
同じような事象やタイミングで自分の感情が動いている事に気付きます。
ノートに日記形式で書いたり、非公開ブログを作りそこに記録したり、メモを持ち歩き都度すぐに記録したり色んな方法があります。どれが自分に合っているかを探してみてください。私は全部やってみました。どれもが効果がありました。恐らく、その時の自分に合うものはその時々で違っているのかも知れません。
嫌いな人の特徴分析
嫌いな人の特徴や行動パターンを分析します。その特徴が、自分自身にもある可能性を探ります。例えば、その人の行動が自分の未解決の問題や不安を反映している可能性があります。なぜ、その人のその行動が嫌なのかを考えてみます。
同時に好きな人の特徴を分析するのも有効です。どんな人でどんな行動の場合、自分が心地よく感じるのかを知る事で、逆の感情を炙り出すことができます。
私の場合は、ある期間において、会った人全員に対してこれを行っていました。会社の人々はもちろん、取引先の人、コンビニの店員さんまで全員です。そこから自分についてを深く知る事ができました。どのような人が好きでどのような人が嫌いで、自分はどんな個性があるのかなど。
嫌な現実を見た時の対処法(すぐできる)
法則を活用した具体的な方法です。
「この現実は私に何を知らせようとしているのか?」と自問自答します。鏡の法則を取り入れている時(意識している時)外側は内側を反映しているものだと知っています。外側で嫌な状況に出会った時には、自分自身の内面に何か問題を抱えている事があります。その問題を知らせるために現実はあなたにアラートを表示しています。
嫌な現実だけを直視していると気付けないこともあるので、「なんのお知らせ?」と尋ねるのです。
尋ねた後は特に何もしません。自分の内側の声に耳を傾けるだけです。すぐに答えが返ってこなくても、時差で内側から声が聞こえてくることもあれば、外側の世界でその答えとなる事象を目にしたりします。
あなたのより良い現実を応援しています!
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