エゴと現実の関係

現実のしくみ
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エゴについてご質問を頂きました。色々と混乱されているようですので、ご質問に答えつつ、整理しながらヒントを書いていきます。(答えはご自身でのみ見つける事ができます。)

あなたの思考はあなたが自由にできるツールであり、どう考えようがあなたの自由です。辛い思いをするのは辛い事を考えるからであって、その辛い事を考えているのは紛れもなく自分だという事です。

エゴは現実になるのか

エゴには現実を動かす力がないとか、エゴは放っておけば悪さはしないと言いますが、

でも潜在意識の世界では自分の認識がそのまま世界とか、自分の考えていることが現実になるとか言いますよね?

一部においては、そうであるとも言えますが、そうではないとも言えます。

現実になる思考とならない思考については、こちらの記事をご覧ください。

他のテキストでも何度もお伝えしているのですが、エゴは単なる思考であり、思い込みであり、ある意味メンタルブロックでもあります。ただそれだけのことで、現実との因果関係なく、勝手に思っている事とも言えます。あなたの頭の中だけで展開されている悪いパターンの妄想とも言えますね。

  • 思考
  • 認識
  • 現実

あなたの考えではこれらの関係をごっちゃにされているように感じますがどうでしょうか。全てがイコールのように思えますがそうではないですよね。

ここで言う思考とはあなたの頭の中に浮かんでは消えるおしゃべり、認識はそうであると固定し決定しているもの、(あなたにとっての)現実は認識を通してあなたが目にしたものを再翻訳しているようなもの、です。

エゴとは

エゴ=思考=考えていること=認識
全部同じですよね?

エゴ=思考の中一部=考えている事の一部=認識の一部

となりますね…。あなたの思考が全てエゴ(不都合な考え)で構成されていた場合は、質問の図式で正解です。

(思考ケース1)

エゴ:好きな人は自分の事を好きではない(自分に不都合な思考)

認識:好きな人は自分の事を好きではない(固定し、決定している)

目の前の現実:好きな人は自分の事を好きではない(ように見えている)

(思考ケース2)

エゴ:好きな人は自分の事を好きではない(自分に不都合な思考)

認識:相手の気持ちがわからない(固定し、決定している)

現実:相手の気持ちがわからない(ように見えている)

※あくまで例え話です。

認識とエゴの関係

とすると「認識が世界を作っている」と「エゴは放っておいても悪さはしない」に矛盾が生じるというか…

私の世界では、先にお答えたような定義となっているので、矛盾は生じません。認識が世界を創っているという考え方においては、同じですが、その前段のエゴの定義が違うというか、エゴ=確信していることではないからです。浮かんでは消えていくただの思考というだけです。

目の前の現実とは、あなたの思考=そうであると確信を持っている事です。これは良し悪しではなく、あなたがそうだと決定している事をそう見ているだけだという意味です。

仮に矛盾が生じていたとして、その現実を矛盾している不都合だ納得いかないと思うのであれば、あなたの目の前には矛盾する不都合で納得いかない現実が広がっているはずです。

エゴ(不都合な思考)が即座に現実になる世界に生きている人は居ないと思います。それは、どこかでその不都合を現実のものではないと認識しているからではないですか。認識とは、そうであると認めることです。

不都合な思考(エゴ)を消さずに放っておくと、それを考えているということになり、結局不都合な現実を作っていくということにはならないのでしょうか??

そのあなたにとって不都合だと思っている思考を現実のものとして認識し、固定してしまえばあなたの目の前には不都合な現実が広がっていますが、裏を返せばそれはあなたが望んだ現実なので、あなたの思い通りの現実ということになります。所謂、お望み通りの現実ということです。

でも、きっと、そのような現実は嫌だと思っているんですよね?なので、思いたいように思い、思いたくない事は思わない練習をしてくださいと提案しています。

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