悲しみの中に居る時、その悲しみはどこからきているのかを考えてみましょう。
問題となるポイントを見つけて悲しみの世界から外へ出ましょう。
今回は恋愛をベースとしてお伝えしますが、他の悲しみでも同じことですので、問題を当てはめてご活用ください。
感情の揺らぎを見る
悲しみの中に居る時、自分が今悲しみの中に居る事すら忘れてしまって悲しみと一体化してしまう事は多いです。
違う視点から自分が今悲しみの中に居るということを確認してください。
あなたは、悲しみそのものではありません。悲しいという幻想の中で溺れています。
喜怒哀楽の中であなたを不快にさせるのは、怒と哀でしょう。
その怒りや哀しみの気持ちを解体してみましょう。
- 何に対して(どんな気持ちか)
- それは何故か
そして、それをどんどん掘り下げていきます。
ポイントを掘り下げる
何に対して(どんな気持ちか)と、それは何故かを掘り下げていきます。
まず、なぜそう思うのかを確認します。例えば、好きな人が誰かと仲良くしている時、
- 仲良くしている相手に対して(嫌な気持ち)
- 好きな人に対して(悲しい気持ち)
それはなぜ?
- 自分の好きな人の心を奪っていると思うから(嫌な気持ち/許せない)
- 自分の好きな人に自分のことを見て欲しいのに、他の人に心を動かされているところが(悲しい気持ち/許せない)
- または、許せない自分が嫌い、自己嫌悪を感じる
その裏側を掘り下げる
- 自分に無い魅力を持っていて羨ましい
- 好きな人が自分を認知していない寂しさ
- その人の立場に居たい。自分には無いものを持っている。欠乏感。
- 認知して欲しい。好きになって欲しい。自分のことを好きではない。欠乏感。
喜怒哀楽の怒る・哀しむ、または悲しさ、寂しさ、恐れ、これらは全て不安を材料としています。この場合は欠乏感からくる不安ということです。
ここまで掘り下げてわかることは、全て他人軸(相手軸)で物事を考えているということです。他の記事でも触れていますが、相手を変えることはできません。変える事ができるのは自分だけです。
あなた自身を癒せるのはあなただけです。
認める/許す/受け入れる
これまで掘り下げて自分の思いを知りました。そう思っている自分を認めてください。例えば、好きな人と仲の良い異性を恨んでいた自分に気づいたとしても、それを認めてください。それは、あなたが現実のしくみを知らなかっただけなのであなたは何も悪くないです。
また、あなたは相手に認知されていない自分には価値がないと思っています。好きになってもらえない自分はダメだと思っています。
そんな自分でもいいよと自分に言ってあげてください。
どんな自分でもいいと許し、そのままの自分でいいと認めてあげてください。
縛り付けていた自分を自由にする
これまであなたの内面を探ってみてわかったことは、色んなものを勝手に関連付けていたということです。関連付けを外してみましょう。
認知されていないことと、あなたの価値には関連性がありません。
想い人に好かれていない事と、あなたの価値には何の関連性もありません。
関連付けて〇〇だからダメ、××じゃないとダメ、あれもダメこれもダメと縛り付けていた鎖をほどいて自由になってください。
あなたは悲しみそのものではなかった事に気づいている存在です。ここまできたらあなたはもう悲しみから解放されています。
まとめ
悲しみから逃れるには、
- どのポイントで感情が揺らぐのかを確認する
- そのポイントの裏側を見る(なぜそうなのか)
- 2で確認した原因を認めて許す
- 関連付けを外す/手放して自由にする
おまけ(創造する)
自由になった後にすることは、新しい自分を創造していきます。
- 相手に認知されている自分
- 相手に好かれている自分
- 認知されていなくっても、好かれていなくても価値のある自分
- どんな自分でも受け入れることのできる自分
- 悲しみではなく喜びを選択できる自分
- 優しい世界に住む自分
- 喜怒哀楽の喜びと楽しさを味わう自分
どんどん喜びやうれしさに包まれる自分を創造していってください。
そうは言っても相手と結ばれたい!と強く思っていると思います。その強く握っている手綱を一旦緩めてみてください。固定された結ばれていない現実を解放するのです。
あなたは自由です。何でも選択できます。好きな人と結ばれる自分を選択してください。
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